転職しました!

転職をしました。

新卒後ちょうど3年勤続した会社を退職しました。 このエントリでは、とりあえず、辞めるに至った経緯/理由と簡単なまとめを記載します。 実際に行った転職フローについては次記事に記載します。

経緯

一言でいうと我慢の限界に達しました。 理由にも記載するのですが、最後にアサインされていたPJでの体制があまりにもひどく、 上司、先輩社員らへの信頼というかが0からマイナスに落ち込みました。 詳しく書きすぎると身バレする可能性が出てきたり、退職時誓約にかかわるのですが、 社長肝入りで「新規ソリューションを作ろう」というPJの試作開発というかの段階にアサインされました。 体制の中で採用しようとしている技術に関する基礎的知識を持つ人が私一人のみでした。 その状態でメテオフォールな形で仕様変更/採用技術の変更をざっくばらんに投げつけられました。 その中には、到底採用予定のチップでは計算量不足が見え見えなものばかりで、 計算量が足りないのを何度上申しても「あっ。そ。じゃあ、どうにかしてね。」とばかり言われました。(経験3年目でその技術に特化してない若造に何をやれと…………)

という感じで1年ほど続けられて、途中で、週次でしかミーティングをしないのに1~2日のタスクしか投げずに、 私から「これこれについてはそちらで選定されて動いたとか言ってましたが、サンプルのソースなどはありますか。」 と聞くと「そんなのは別にあと回しにしてほしいんだよな。」などとミーティング周期とタスクが全く見合わない状態にされ、 さらに動いた環境が搭載環境に比べると圧倒的にリッチな計算力のノートPC(GeForceのGTX10クラス以上のGPU搭載)でやってるにもかかわらず。 「ノートPCで動いたから問題なく動くっしょ」などとのたまったので ミーティング中に私の堪忍袋の緒が切れました。

(ちなみに、転職活動中の「自身の欠点は?」と聞かれた際にこのエピソードを話したら、「体制にあまりにも問題があるのでは」と言ってくださり、とても精神的に楽になりました。どの会社さんの面接担当の方だったか思い出せないのですが、本当にありがとうございました。(もしかしたら現職の上の方かもしれません。))

理由

転職に至るまでの理由を一度全部羅列します。 1. 年収が少なかった 1. 尊敬できる先輩がいなかった 1. 会社の体制に疑問を持った 1. 会社の設備にあまりにも嫌な点が多かった 1. 労基法に順守していなかった

これからそれぞれ少し詳しく記載します。

年収が少なかった

私が基本的に残業をせずにいたため、日本式給与決定フローから外れてしまっていたのも理由の一つの可能性があるが、 ボーナスが約1カ月分を年二回のため、約14カ月分であり、 退職時は22万円 * 14カ月の約308万円が退職直前の金額だった。(正確には月棒には基本給のほかに固定手当てが付与されていたので、もう少し年収が低い)

尊敬できる先輩がいない

入社後、導入されたknowledgeというOSSのサービスについて、先輩方はほぼ記載をしなかった。これだけなら、「業務が忙しいだけなのでは」と考えられるかもしれないが、それ以外に、後述の体制にもかかわるが、新規採用技術系等に関して基礎学習などをしていないとしか考えられない存在しかいなかった。

会社の体制に疑問を持った

社長肝入りのPJで、導入したい技術に明るくないメンバのみで仕様および、採用技術を決める。といったような技術屋として疑問しか浮かばない決定フローしかなかった。また、私がその技術に若干知識を持っているとのことでアサインされたが、ハードウェアのスペック不足などを何度報告してもエスカレーションされず、数か月後に急に上のメンバの思い付きのみでハードウェアの変更が行われるなど作業者に対してあまりにもメテオフォールが過ぎた。 また、この感染症に対して、接触を下げるためにリモートワークが導入されたが、部長クラスがあまりにも対面を好むためか、 基本的には週に2日もリモートワークすることを許されなかった。 あと、PPAPが現役。(←これ結構でかい理由かも)

会社の設備にあまりにも嫌な点が多かった

客先に公開するための試験サーバなどが業務フロアに置かれており、そのサーバの騒音があまりにもひどかった(ラックマウントなサーバが10台超くらい置かれてた)。会社が雨漏りしていた。また、雨漏りについて数年レベルで対策が行われていない。

労基法に順守していなかった

結構世の中には多いようだが、残業代が1分単位で計測されない。 30分を過ぎないと残業時間が切り捨てられるという運用をしていた。 また、上司の中には本人が自覚していないようなセクハラ/パワハラを行うような存在が居た。

簡単なまとめ

正直、ITエンジニア職などで1年目の月給から、その会社のボーナスなどの計算で年間の理論年収を算出して、 320-330を超えないような会社は速攻でやめていいと思いました。 転職前後で会社規模が転置ほどの違いになってますが、理論年収で80万上がりました。 個人的に280-300前後の年収で3年間過ごしたのですが、首都圏だと趣味や書籍・衣類などを買うと 普通に月の収支で赤字になる時もあるレベルになると思うのでもっと最低限度の文化的な生活を営めるようになりましょう。

PPAPのような論理的にセキュリティレベルが上がってない(むしろ下がる)ようなルールを採用していたり、 自身や、大学時代の同期などの常識からあまりにも乖離してるような会社環境であれば、 無理せずに辞める方がよいと思います。 実際、私が入社した次の年以降で部署に合計で5名ほど新入社員が入ったのですが、 うち2名が精神的な疾患になったそうです。 私も最後のPJや、2年目での大炎上で病院に行ったら「鬱」 などと診断されてもおかしくはなかったかもしれないという自覚があります。 割と新人が何人もこんな状態になるような会社も世の中にはあるので、 無理せずに、親などに泣きつけるうちは泣きついて離職をしたり、頑張って転職活動を行ってダメージを最小化しましょう。 「3年は継続しろ」理論にも正しい点はあると思いますが、皆様ご自身の心身が最も重要です。

最後に転職して入職後1週程度経過しましたが、理由のほとんどは解消されているので、 皆さんもどんどんフランクに転職しましょう。